2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

見知らぬ旅人のように (like a stranger, like a traveller)

サバンナにゆれる草には、名前がない。 たしかに、そうだ。 じゃあ、あれは? whistling tree 口笛をふく木。 中が、からっぽになっていて、 風が吹くと、ヒューッと口笛をならす木。 ロンサムなのに、へこたれない奴。 うるさい美食家たちから、離れていよ…

『ドアのむこうに鹿がいる』

ワインズバーグ・オハイオの書いた シャーウッド・アンダーソンは 会社にいるときに、いきなり立ち上がって ドアから出ていって失踪する。 こんなコトバをつぶやいてから。 「長いあいだ川のなかを歩いてきたので、 足がぬれてしまった」 エドワード・ホッパ…